アンバサダー
内外からのアプローチで肌を極め、美容看護師の魅力を発信していきたい!

名前: 笹川 夏希 (ササガワ ナツキ)
SNS: @ns___natsu
所属: ルアナ辻堂ビューティークリニック
病棟で3年半働いた後、湘南美容クリニックに転職し、スキン治療や後輩育成に携わっていました。その後、海外留学を予定して退職しましたが、コロナの影響で中止に。そこからエステ業界に興味を持ち、名古屋店の立ち上げに関わりながら、肌質改善や皮膚理論を学びました。今は関東の個人クリニックで働いていて、美容医療を通じて患者様に寄り添うケアを大切にしています!
- 1 今までのご経歴を教えてください。
- 2 美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
- 3 美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
- 4 初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
- 5 美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか?
- 6 美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
- 7 美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
- 8 40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
- 9 美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
- 10 今後の目標があれば教えて下さい。
- 11 これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします!
今までのご経歴を教えてください。
病棟で3年半勤務した後、湘南美容クリニックへ転職。スキン治療をメインに施術を担当しながら、新規開院や後輩育成にも携わりました。その後、海外留学のために退職しましたが、コロナ禍の影響で渡航が中止に。半年ほど地元に戻り、自分のやりたいことを模索していました。そんな中、エステティシャンの方と出会い、その仕事に魅了されたことがきっかけでエステサロンへ転職。名古屋店の立ち上げに携わりながら、皮膚理論を深め、肌質改善の楽しさを学びました。関東に戻るタイミングで現在のクリニックとご縁があり、現在は個人クリニックで勤務しています。
美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。

美容クリニックで働く友人の話を聞いたことがきっかけで、病棟以外にも看護師として活躍できる場があることを知りました。それまで病棟勤務しか選択肢にないと思っていたので、新しい可能性にワクワクしたのを覚えています。
もともとスキンケアや美容が大好きだったこともあり、「好きなことを仕事にできるなんて最高!」と強く感じ、美容クリニックへの転職を決意しました。自分自身も楽しみながら、美容医療を通じて患者様のサポートができることに大きなやりがいを感じています。
美容医療なら、患者様の「美しくなりたい」という気持ちに寄り添い、その変化を共に喜ぶことができる。それは、これまでの看護の現場とは違う、新たなやりがいのある仕事だと感じ、美容クリニックへの転職を決意しました。
美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
当時、地元には美容クリニックが全くなかったため、転職するには上京するしかありませんでした。そのため、家族は転職自体よりも、上京することを心配していました。ですが、私自身はやると決めていたので、最終的には応援してくれました。
病院の師長や先輩からは「キャリアにつながらない」と何度も引き止められました。それでも、美容医療に挑戦したいという熱意を伝え続けた結果、最後には理解してくれて、背中を押して送り出してくれました。
初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
東京での面接だったため、土地勘がなく、会場に辿り着くまでにかなり苦労した記憶があります。初めて訪れる場所での面接は、それだけで緊張しましたし、道に迷わないよう事前にしっかり調べていたつもりでも、思うように進めず焦る場面もありました。
正直、転職活動全体の細かいことはあまり覚えていないのですが、慣れない土地での面接は大変だったなと今でも印象に残っています。
美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか?

今はSNSの影響で、美容看護師は華やかなイメージを持たれがちですが、基本は看護師の仕事です。実際には泥臭く、踏ん張る場面も多く、努力が必要だと感じています。キラキラしている人ほど、その裏では計り知れないほどの努力を積み重ねていると実感します。
少し厳しい言い方かもしれませんが、学び続ける姿勢も一つのスキルだと思います。努力を怠ると、周囲との差がどんどん開いてしまうと感じています。
勤務環境についてはクリニックによりますが、皮膚科はほとんど残業がなく、休日も決まっているため、病棟勤務時代よりも有給が取りやすいのが嬉しいです。ただ、病棟では二交代制で連勤がなかったため、美容クリニックの働き方に慣れるまでは少し大変でした。
休日の過ごし方も大きく変わりました。自分の時間を楽しむだけでなく、学会やセミナーに参加するようになったのは大きな違いです。もちろん強制ではありませんが、好きなことなので外部講習に参加するのが趣味になりつつあります。会場で美容仲間と交流できるのも、楽しみの一つになっています。
美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
正直なところ、最初は「夜勤がなくて給料も良いなんてラッキー!」くらいに思っていました。ですが、実際に働いてみると、病棟では求められなかった 接客力やおもてなしのスキル が必要になることに、大きなギャップを感じました。
また、個人的には病棟の1〜2年目よりも、美容看護師になってからの方が、はるかに勉強する機会が多いと感じています。技術と知識を磨き続けることが、お客様への価値提供につながるため、継続的に学ぶ姿勢が求められる仕事だと思います。
美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
大手の美容クリニックは教育体制が整っており、機械の使い方や美容の知識を幅広く学べるのが魅力です。実際、SBCでは一人ひとりに先輩(プリセプター)がつき、しっかりと指導してくれるため、自分の成長スピードに合わせて実務に入ることができました。プリセプターがいることで相談しやすく、安心して学べる環境が整っていたのも良かったです。ただ、全員が同じスキルを身につけることを求められるため、マニュアル通りに進めることが窮屈に感じる場面もありました。
一方、個人クリニックでは、自ら積極的に学び、動くことが求められます。努力した分だけお客様に還元できるのは魅力ですが、ある程度のスキルや経験が前提となることも多く、教育制度に関しては大手の方がしっかりしている印象です。ただ、「マニュアル通りに進める」のではなく、「お客様一人ひとりに合わせた対応ができる」点は、個人クリニックならではの良さだと感じます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合った環境を選ぶことが大切だと思います。
40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
美容看護師として求められるスキルは数え切れないほどありますが、年齢は関係なく、大切なのは お客様にどれだけ愛を持ち、寄り添った対応ができるか だと考えています。
実際に、40代・50代でも第一線で活躍されている素晴らしい先輩方がたくさんいます。その方々の接客やお客様との関わり方を学び、スキルを吸収していきたいですね。笑
美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
お客様の肌が変わった瞬間や、コンプレックスが解消されたときに見せてくれる笑顔は、本当に嬉しく、やりがいを感じます。お客様からいただく感謝の言葉は、何よりの励みになります。
その過程で積み重ねた努力が結果として表れる瞬間には、大きな達成感もあります。また、個人的にマニアックな成分や皮膚構造を学ぶのが好きで、美容業界のプロフェッショナルから直接話を聞ける機会が多いのも魅力のひとつです。美容看護師として働くことで、普段出会えない方々とつながり、常に新しい知識を得られる環境に感謝しています。
今後の目標があれば教えて下さい。
近年、美容内科の分野が広がる中で、内面から肌を美しくするための技術や知識をさらに深めていきたいと考えています。トータルアプローチによってどれだけ「肌」を磨けるか、その可能性を追求していきたいです。
また、「あの人、肌のことに関しては変態レベルだね」と言われるくらい、マニアックに学びを極めていきたいと思っています。現場での実践だけでなく、美容看護師の素晴らしさを多くの人に伝えられる場にも関わっていけたら嬉しいです。
これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします!
美容看護師とっても楽しいです!!!!!
キラキラしたことばかりではないですが、自分次第で可能性が広がる業界だと思います。
もし年齢や環境にとらわれて迷っているなら、勇気をもって一歩踏み出すことをおすすめします。
いくらAIが進化しても、人の手に勝るぬくもりはないと信じています。そのため、美容看護師はまだまだ可能性のある職業だと思います。みなさんと一緒に美容業界を盛り上げていきたいです♡