アンバサダー
“絶対に綺麗にする”をモットーに、美容医療の最前線で日々患者様と向き合っています。
名前: 服部 雪(ハットリ ユキ)
SNS: ns.hattori.335
所属: ウィルクリニック
ウィルクリニック看護師長の服部雪です。患者様の思いに寄り添い“絶対に綺麗にする”がモットーで、自他共に認める「真面目一筋」の美容ナースです。たるみ治療を得意とし、ニキビ・赤み・肝斑治療が特に好きです。休みの日は2匹の猫と一緒にリラックスして過ごしています。
- 1 今までのご経歴を教えてください。
- 2 美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
- 3 美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
- 4 初めて美容クリニックに転職した際、転職エージェントを利用しましたか?
- 5 初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
- 6 美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか?
- 7 美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
- 8 美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
- 9 40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
- 10 美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
- 11 今後の目標があれば教えて下さい。
- 12 これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします!
今までのご経歴を教えてください。
私は元々美容ナースを目指し、幅広い疾病への対応力を身につけるためにICUで2年間勤務しました。その後、皮膚科と外科の両方のスキルを習得するために大手美容外科へ転職し、3年半にわたり経験を積みました。さらなるスキルアップを目指し、現在のウィルクリニックに転職。患者様を“絶対に綺麗にする”という信念を実現するため、カスタマイズ治療研究会への入会や学会への参加を積極的に行い、美容皮膚エキスパートナース(EDEN)の認定も取得しました。現在は看護師長として日々研鑽を重ねています。
美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
美容ナースを目指したきっかけは、学生時代から美容が好きだったことにあります。美容は単なる表面的な変化ではなく、その人の内面にもポジティブな影響を与えるものだと思い、美容ナースになることを選びました。学生時代から抱いていたこの夢が、今の私の原点です。
美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか?
もともと周りからも「美容オタク」と呼ばれていたくらい美容が好きだったため、家族や友人からは「やっぱりね!」という納得の声が多く聞かれました。特に親しい友人たちには、「美容好きだから向いているよ」「美容好きだもんね!」といった応援の言葉をたくさんもらい、背中を押される思いでした。
初めて美容クリニックに転職した際、転職エージェントを利用しましたか?
最初の転職は、おそらく紹介での就職だったと思います。ウィルクリニックへの転職の際は、最初からウィルクリニックで働きたいと強く思い、直接ホームページから応募しました。ウィルクリニックの募集は人づてに耳にして知りました。その頃、前職が4年目で美容ナースとしてのキャリアに伸び悩んでいた時期だったこともあり、「治療が豊富で保険診療も行っているウィルクリニックでもっと幅広い治療に精通するナースになりたい!」と思い転職に至りました。
初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか?
初めて美容クリニックに転職した際、特に大きな苦労はありませんでした。今思うと、早い段階で美容医療の道に進むと決めて、目標が明確だったからかもしれません。スムーズに転職ができたのは、自分の希望や方向性をしっかりと持っていたこと、そしてそれをしっかりと伝える準備ができていたことがあったと思います。
また、美容クリニックへの転職は初めてのことでしたが、美容が好きでこの分野で頑張りたいという強い意志があったので、面接でも自分の気持ちを率直に伝えることができました。振り返ると、自分の目標に向かってしっかりと準備をしてきたことで、大きな苦労をせずに転職できたことが理由だと感じています。
美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか?
病棟と美容クリニックでの違い
病棟のICUでは、患者の急変をいち早く察知し、迅速に対応することが求められました。一方、美容クリニックでは肌の状態の変化に細かく気づき、その都度適切な施術や対応を提案する必要があり、ある意味でICUと共通点があると感じます。
ただし、美容クリニックでは施術の技術や提案内容が治療結果に直結するため、裁量が大きく、責任もより重く感じられます。加えて、美容医療では知識や技術だけでなく、接遇力やコミュニケーションスキル、さらには患者様と信頼関係を築ける人柄も重要です。これは病棟とは大きく異なるポイントだと思います。
休日と残業の違い
夜勤がなくなったことで総合的な休日数は減ったかもしれませんが、年末年始などの連休が取れるようになり、働きやすさは増しました。また、ICU時代と同様に残業は少ないため、ライフワークバランスを保ちながら働けていると感じます。
勉強に対する姿勢の変化
ICU時代の勉強は「辛く苦しいもの」という印象が強かったのですが、美容クリニックでは「楽しい」と感じられるようになりました。施術の技術向上や最新の美容知識を得るため、自発的に勉強会に参加することが増え、休日も勤務日の時間外でも、有給を取ってでも勉強会に参加するようになったのは大きな変化だと思います。
美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか?
割と華やかなのは想像通りだと思います。 病棟と自費診療、大手と個人というところで、個人の自費診療はこんなに求められることが多いんだ、というのが印象の違いです。 個人は裁量が大きい分、責任も大きく、一人一人が担う役割も大きいので、美容初心者の方はできたら大手から入った方が負担が少ないんじゃないかなと思います。
美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか?
大手クリニックでは、マーケティングやブランディングがしっかりと確立されているため、個人が営業や集客について心配する必要はありません。主に、与えられた業務を効率よくこなしていくスタイルが求められます。多くの患者様に対応するため、体力が必要となる一方で、決められたルールに従い、安定した環境で働きたい方や目の前の仕事に集中したい方に適しています。
個人クリニックでは、自ら新しい施術やサービスを開拓し、提案するなど主体的な働き方が求められます。裁量が大きい分、業務の幅も広く、自己発信力や向上心が重要です。自分で仕事を生み出す意欲があり、挑戦することを楽しめる方には合っていると思います。また、個々の患者様と深く関わりたい方にも適した環境です。
40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか?
柔軟性が重要です。周りの意見にしっかりと耳を傾け、自分の感情だけで判断するのではなく、チーム全体にとって最善の方向へ進める姿勢が必要です。また、年齢に関わらず、引退の日まで自分に満足せず、常により良いものを追求し続ける謙虚さを持つことも大切です。
最終的には、年齢ではなく「これまでをどう過ごしてきたか」という経験の質が問われます。積み重ねてきたキャリアや学びを活かし、常に進化し続ける姿勢が、長く求められる美容看護師であるための鍵だと思います。
美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。
美容看護師の最大の魅力は、圧倒的なやりがいです。
ICUでは救命が目的だったため、患者様が救命されればその後は病棟へ移ったり、数日後にはお別れするケースが多く、やりがいを感じる前に日々が過ぎていくことも少なくありませんでした。
一方で、美容看護師として働く現在は、患者様と継続的に関わり、お会いするたびに肌の改善が実感できたり、患者様自身が「肌が綺麗になった」と嬉しいエピソードを話してくださったり、感謝の言葉をいただく機会が増えました。患者様の幸せを自分の幸せだと感じるほど、心からやりがいを感じられる仕事です。
もちろん、患者様を“絶対に綺麗にする”という信念が時にプレッシャーになることもあります。しかし、そのプレッシャーを超えた先で、患者様の一言に救われ、さらに成長できることが、この仕事の特別な魅力だと思います。
今後の目標があれば教えて下さい。
理想の美容ナースになるためには、まだ多くの課題を克服しなければなりません。しかし、一つ一つの壁を乗り越え、憧れている先輩方と同じ年齢になった時に、同じレベルの実力を持つ美容ナースになりたいと思っています。そのために日々努力を重ね、成長し続けていきます。
これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします!
美容看護師の道を歩み始める際には、まずは自分の適性を見極め、基礎を固めるために大手クリニックへの入職をおすすめします。実際、現在活躍している多くの方が大手出身です。そこで経験を積む中で、自分が本当にやりたい分野を見つけていくことができると思います。
また、どんな場面でも探究心を忘れず、自分の言動に責任を持つことで、やりがいが生まれます。最初は思い描いた楽しさを実感するまでに数年かかるかもしれませんが、美容の世界も仕事も「続けること」に大きな意味があると思うので、全力で頑張ってください。