感謝と謙虚を大切に、丁寧なケアで患者様の人生を輝かせるお手伝いをしたいです。

名前：　松田 あきほ（マツダ アキホ）
SNS：　 m.akh_s2
所属：　CHARIS BEAUTY CLINIC

初めまして、松田あきほと申します。大阪・心斎橋のCHARIS BEAUTY CLINICで美容看護師として働いています。総合病院で消化器内科に勤務した後、一般皮膚科・美容皮膚科へ転職し、皮膚の知識や保険診療の経験を重ね、美容皮膚科の分野でさらにスキルを深めました。より多くの方に効率よく「可愛い」を届け、美容に関する正しい知識を提供したいという思いから、化粧品検定1級・2級やスキンケアマイスターの資格も取得しました。患者様のことを第一に考え、不必要な施術には胸を張って「不要」と伝えられる誠実さと、常に感謝の気持ちを忘れない謙虚な姿勢を大切にしながら、日々の仕事に取り組んでいます。

今までのご経歴を教えてください。

大学卒業後、美容看護師になりたいと考えていましたが、先生から「まずは臨床を経験した方がいい」と勧められ、市内の総合病院の消化器内科で数年間勤務しました。臨床での毎日は忙しく、やりがいも感じていましたが、美容への思いが諦めきれず退職。その後、一般皮膚科と美容皮膚科のクリニックに入職し、皮膚科専門医の先生のもとで保険診療の知識も身につけ、美容施術に活かしたいという思いからこの道を選びました。現在はさらに美容スキルを磨くため、美容皮膚科にて勤務しています。

美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。

自分の顔に自信が持てなかったことや、21歳の頃、実習で多忙な時期に顔中にニキビができてしまったことが美容看護師を目指すきっかけとなりました。スキンケアを片っ端から試しても改善せず、保険診療の薬でも一時的な効果しか得られなかった頃、知人から美容皮膚科を勧められて来院。そこで看護師さんから正しいスキンケア方法を教わり、サリチル酸ピーリングとドクターズコスメを使用して肌が嘘のようにきれいになり、自分に少し自信が持てるようになりました。

スキンケアやメイクが楽しくなり、優しく寄り添いながらサポートしてくれた看護師さんの存在が私にとって大きな励みとなりました。私も誰かの「美」のお手伝いをして、患者様の人生に少しでも役立てるような看護師になりたいと思うようになりました。

美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか？

美容が好きで将来的には美容の道に進みたいと周りに公言していたため、「美容看護師っぽい～！」と応援してもらうことが多かったです。しかし、病棟の先輩からは「病棟が向いているから辞めないほうがいい。美容に行っても病棟に戻ってきてしまう人をたくさん見てきたから」との意見もあり、両親からも「せっかく病棟でキャリアを築いてきたのだから、もう少し今の職場で経験を積んでは？」と言われました。当時を振り返ると、20代半ばで美容看護師になるのはまだ少数派だったと思います。

初めて美容クリニックに転職した際、転職エージェントを利用しましたか？

転職の際、私は転職エージェントを利用しました。総合病院しか経験がなかったため、就職活動の基本や面接対策などをサポートしてもらえたのは大変助かりました。また、自分でも希望するクリニックについて調べ、エージェントの方に募集状況を確認してもらうなど、積極的に動きました。

初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか？

今のクリニックとは別のクリニックで面接を受けた際に「外科の介助はできますか？」という質問がありました。
オペ室や外科の経験が無かったため、なんとなくですが先方も私に対して「経験がマッチしない」と感じている雰囲気が伝わってきたことがありました。
ただ内科は、外科的なことを一切行わないわけではなく、CV介助や生検介助などの清潔操作での介助系も行います。
また、採血や点滴が得意だったり、患者様に対して傾聴し寄り添う機会も多い点、指示変更などのイレギュラーの対応も経験してきているといった点を自身の強みとしていました。
その甲斐があって転職活動を開始して比較的早い段階で今のクリニックから内定を頂けました。

美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか？

病棟と美容クリニックでは、求められるスキルに多くの違いがあります。美容クリニックでは、医学的知識に加え、接遇やマナーが特に重視されます。自由診療であるため、採血や施術では失敗が許されず、一つ一つの動作に対しても丁寧さと完璧さが求められます。また、美容分野ではSNSで情報が流れやすく、新しい施術や機器も登場するため、常に学び続けて自己をアップデートする姿勢が必要です。

休日や残業については、以前勤めていた総合病院のほうが年間休日が多く、定時に上がれる日が多かったと感じますが、夜勤が辛い面もありました。美容クリニックでは、始業が少し遅めなので、早起きが苦手な自分には助かっています。

美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか？

美容看護師になる前は、「夜勤もなく、給料も良くて楽そう！しかも自分も綺麗になれる！」という印象を持っていました。しかし、実際は病棟とはまた違った大変さがあり、最新の施術や機器、SNSでのトレンドや流行などを常に学び続ける必要があります。ただ、私は新しいものを学び続けることが好きなので、その点は楽しんでいます。

施術に関しては全て自分で受け、細かいテクスチャーや効果など把握したうえで患者様にあったものだけをおすすめするようにしています。

美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか？

大手クリニックで働いたことがないのであくまでもイメージになりますが、未経験者にとって、大手クリニックは教育制度やマニュアルがしっかり整っているため、安心して知識や技術を学べる環境だと思います。一方、個人クリニックは少人数体制が多く、教育制度が十分でない場合もあるため、自発的に学ぶ姿勢が求められます。また、毎日同じメンバーと顔を合わせる環境では、協調性や思いやりが重要です。

個人クリニックでは施術メニューの数が限られていることも多く、患者様に合ったプランを工夫する力も求められます。患者様と密に関わり信頼関係を築ける点が特徴であり、その分、患者様一人ひとりに寄り添った対応が重要です。

40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか？

40代、50代になっても美容看護師として活躍するには、常に学び続け、人を大切にする姿勢が求められると思います。若くて可愛ければ働けるかもしれませんが、長く業界で必要とされるためには、謙虚さや新しい知識を吸収する努力が不可欠です。

実際、年齢を重ねても活躍されている美容ナースの方々は、学ぶ姿勢を忘れず、謙虚で後輩を思いやる素敵な方が多く、患者様やスタッフからも信頼されています。私もそのような看護師に憧れ、絶対にそうなりたいと思っています。

美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。

担当させていただいた患者様から「やってよかった！」と言ってもらえたり、継続して通っていただけたりすることにやりがいを感じます。また、施術を通して少しずつ美しくなり、前向きになっていく姿を見ると本当に嬉しいです。そして「次もお願いできますか？」「この日出勤していますか？」と声をかけていただくたびに、今までこの仕事を続けてきて本当によかったと思います。

今後の目標があれば教えて下さい。

まだ経験の浅い美容看護師ではありますが、今後も患者様の美しさのために全力を尽くしたいと考えています。「これからも松田さんにお願いしたい」と思っていただけるよう、日々の学びを重ね、成長していきたいです。感謝と謙虚な気持ちを忘れず、丁寧で完璧なケアを提供し、一人ひとりの患者様や周りの方を大切にしたいと思っています。患者様の人生を少しでも輝かせるお手伝いができれば幸いです。

これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします！

私は勇気を出して美容医療の世界に足を踏みいれてよかったと思っています。病棟とは違うやりがいを感じることができると思います。ただ看護師として患者様に寄り添うことや、尽くす気持ちは同じです。

常に学ぶ姿勢を持って新しい知識を得て、患者様に還元することはとても楽しいことであり、やりがいをもてることだと私は思っています。とっても素敵な世界ですよ。

初めはもしかしたらしんどいこともあるかも知れませんが、追求すれば自ずとキラキラした自分の世界が待っていると思います。いつか一緒に働けることを楽しみにしています。