「美しさを引き出し、自信を与える力」に魅了され、美容看護師に転身| さらなる美と自信を患者様に提供することに挑戦しています。

名前：　佐伯 真結香（サエキ マユカ）
SNS：　 @biyou_saeko
所属：　Tokyo Tensei Clinic

東日本大震災をきっかけに看護師を志し、5年一貫校に入学、正看護師の資格を取得しました。病棟勤務を経験した後、美容医療が持つ「美しさを引き出し、自信を与える力」に魅了され、美容看護師へ転身しました。脱毛専門クリニックや美容皮膚科・アートメイククリニックでの勤務を経て、役職にも就き、多くの患者様の美をサポートしてきました。現在は、皮膚科に加え外科的スキルも磨きながら、さらなる美と自信を患者様に提供することに挑戦しています。

今までのご経歴を教えてください。

私は、人体の中でも特に重要な心臓に関わる看護師になりたいと思い、病棟時代は循環器病棟で働いていました。しかし、急性期病棟での多忙な日々や、多くの患者様が亡くなる現実に直面し、退職を決意しました。

その後、脱毛専門クリニックでの経験を経て、美容皮膚科・アートメイク専門のクリニックに入職し、美容皮膚科でのスキルを極め、役職にも就きました。

さらに、皮膚科と外科のスキルを深めたいという思いから、現在のクリニックに転職し、日々研鑽を積んでいます。

美容看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。

自分自身、見た目に強いコンプレックスを抱えていましたが、美容医療を受けたことで自信を持つことができました。その経験がきっかけで、美容看護師を目指すようになりました。私と同じように悩んでいる方々のサポートをしたいという気持ちが強くなり、美容医療の正しい知識を学び、それを発信することにも力を入れています。患者様が理想の自分に近づくためのお手伝いができることが、私にとってとてもやりがいを感じる部分です。

美容看護師に転職すると決めた際、周りの反応はどのようなものでしたでしょうか？

美容看護師に転職を決意した際、実は周囲にあまり相談はしていませんでした。自分の中で決断を固めてから動き出したため、特に誰かにアドバイスを求めることもなく、周りの反応も大きくはありませんでした。

初めて美容クリニックに転職した際、転職エージェントを利用しましたか？

病棟から美容クリニックに転職する際には、大手転職エージェントを利用しました。その後、脱毛専門クリニックからの転職では、行きたいクリニックを自分で探して直接応募しました。もし、どのクリニックや病院に行きたいかがまだ決まっていない人や、迷っている人には、エージェントを利用するのが良い方法だと思います。

初めて美容クリニックに転職した際、転職活動で苦労したエピソードはありますか？

特に大きな苦労はありませんでしたが、面接の対策にはかなり力を入れました。私は緊張しやすい性格なので、当日にうまく話せない可能性があると感じ、事前に何度もシミュレーションを繰り返しました。自分がなぜ美容看護師になりたいのか、これまでの経験をどう活かすのか、そして美容医療の現場で何を学びたいのかというポイントを整理し、自分の思いが面接官にしっかり伝わるように準備しました。実際の面接では、緊張しながらも落ち着いて答えることができ、準備していたおかげでスムーズに進めることができたと思います。

美容看護師になる前となってからとで「給与、休日、残業」「休日の過ごし方」の違いはありますか？

病棟勤務と美容クリニックでは、求められるスキルや働き方に大きな違いがあります。特に美容クリニックでは、接遇が非常に重要なスキルとなります。病棟では、迅速かつ正確な処置や緊急対応が求められる一方、美容医療では患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧な接客やコミュニケーションが欠かせません。患者様がリラックスして治療を受けられる環境を整えることが、施術の結果にも大きく影響するからです。

また、「美容クリニックだから病棟よりも激務ではない」「自分自身も綺麗になれる」というイメージだけで入職すると、現場の厳しさにギャップを感じてしまうかもしれません。美容医療は、見た目の改善だけでなく、患者様のコンプレックスを解消し、自信を持って毎日を過ごせるようサポートすることが重要な役割です。そのため、最新の美容医療の技術やトレンドを常に学び、適切な医療を提供するためのアップデートが不可欠です。病棟とは異なる形での学習や自己成長が求められる分野であり、日々の勉強が欠かせません。

美容看護師になる前となってからで美容看護師に対する印象の違いはありますか？

美容看護師になる前は、主に看護師としてのスキルが求められる仕事だと思っていましたが、実際に働いてみるとそれ以外にも多くのスキルが必要だと感じました。例えば、機械の取り扱いやSNSでの情報発信、POPの作成、さらにはExcelを使った物品管理や発注、業者対応なども日常業務に含まれています。また、役職に関係なく、個々のスタッフが責任を持って業務をすることがとても重要だと実感しています。

美容医療業界未経験者が美容クリニックで働く際、大手と個人クリニックで合う人と合わない人の特徴はありますか？

大手のクリニックは、教育体制がしっかり整っているため、美容医療業界が未経験の方でも基礎からしっかり学べる環境が整っています。右も左もわからない状況でも、研修やサポートを通して安心して成長できるため、未経験者にはおすすめです。さらに、施術や患者様対応なども段階的に学べるので、着実にスキルを身につけていけます。

一方で、個人クリニックでは教育体制が整っていないことも多く、未経験の方には少しハードルが高いかもしれません。自ら考え、問題を解決し、能動的に行動できる人に向いています。また、現場の即戦力としての役割が求められるため、常に自発的にスキルを磨き、効率的に仕事をこなせることが重要です。

40代、50代以上になっても美容看護師として働くにはどのような経験やスキルが必要だと思いますか？

常に最新の情報を取り入れ、それをチームで共有し、患者様に適切な医療を提供するスキルが欠かせません。また、人材育成やマネジメントスキルも非常に重要です。クリニックが患者様に長く選ばれ続けるために、どのような改善や工夫が必要かを考え、それを具体的な行動に移せる力が求められます。経験を積んできたからこそ、現場全体を見渡し、クリニックの成長に貢献できるリーダーシップも大切だと思います。

美容看護師の魅力ややりがいに感じることを教えてください。

患者様の悩みやコンプレックスを解消し、理想の自分に近づくお手伝いができることに大きなやりがいを感じています。笑顔で日々を過ごされている姿を見ると、自分の仕事の意義を実感します。全力でサポートできるよう、常に学会やセミナーに参加し、新しい正しい知識を取り入れる努力を続けています。

今後の目標があれば教えて下さい。

さらに知識・技術をアップデートし、レベルアップしていきたいと考えています。
皮膚科治療がとても好きなので、引き続きドクターの見解を聞きながら、どうしたら目の前の患者様の肌をより良くできるか？を考え、サポートしていきたいです。

これから美容看護師にチャレンジする方にメッセージをお願いします！

美容看護師は、想像しているよりもハードな職種です。基本的に残業がなく定時退勤ができ、病棟のように夜勤などもないため、キラキラしているように見えるかもしれませんが、裏側はそうではありません。

ただ、笑顔でご帰宅いただく患者様を見た時にとてもやりがいを感じられます。
初めは辛く厳しいと思うかもしれませんが、頑張りましょう！